ニンニク、ニラ、玉ネギ、長ネギに共通する、強い匂い。調理中の匂いは、食欲をそそるいい香りと感じることもできます が、特にニンニクを食べた後の、あの鼻を突くような口臭は、あまりに強烈と言えましょう。この臭いの元は、アリシンと いう化合物です。これらの食品の中には、もともと、アリインという細胞があります。それが、調理の際には切断され、食 べる際には歯で噛み砕かれることにより、酵素に触れます。そうしてできた化合物が、アリシンというわけです。匂いが、 食後に強い悪臭となるのは、その為です。

臭いはきつくとも、滋養強壮ならニンニク、と昔から言われているように、アリシンには、殺菌、疲労回復に必要なビタミ ンB1の吸収を助ける、代謝を促す、解毒酵素を活発にさせる、などの効果が認められています。私たち自身が持つ抵抗力 を高め、癌をも予防するのではないか、と期待されているほどで、健康にとっては、大変メリットの高い成分です。

食後の臭いには アリシンを摂ったことによる臭気は、アリシンが、まだ胃の中にある状態から発せられるだけでなく、血液の中に移動し、 肺を通り、吐く息に混ざって発せられるようです。 アリシンの口臭対策としては、食前食後の牛乳が挙げられます。食べる前に牛乳を飲むと、胃の内側に膜を張ったような状 態になるので、胃に臭いがこびり付きにくくなり、食べた後に牛乳を飲めば、牛乳に含まれているタンパク質が、アリシン を悪臭ごとくるんでくれると考えられています。

また、外出先などでは、牛乳が飲めない場面もあるかも知れませんね。今 は、口臭予防になるようなスッキリ感の強いガムや錠剤の類が、コンビニなどでも比較的簡単に入手できるようです。衣服 や髪に付いてしまった臭いにも、さまざまなデオドラント製品が役に立つでしょう。



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